ともだち

私には親友が二人いて、
一人はもう20年来の友人。
もう一人は大学で知り合って、誰よりも長い時間を一緒に過ごした友人。

どっちもなくてはならない友人。

一人は、今は離れているけど、定期的に電話をくれて、いつもいつもどうしているか、元気にしているか気にしてくれて。
私も同じように気にしている。
本当にお互い子供のころから知っているから。
彼女の初恋の相手も、私の初恋の相手も。
彼女のファーストキスも、私の今までの人生全部も。
全部知っているから。
全部知られているから恥ずかしいこともたくさんあるけど、全部話さなきゃ気が済まない。
お互いべったりって感じのつきあいが苦手だから、そんなに頻繁に連絡を取るわけではないけど。
一月に一度ほど、お互いの近況を話し合えるのはとってもとっても大切な時間。
最近彼女はとても幸せになって、それが心底良かったなあと思える。
今までたくさん一緒に泣いてきたから。
すごくつらい時間を過ごしてきたから。
今だって、私が想像できないくらいつらい思いをしているはずなのに、素敵な笑顔をしている。
実は尊敬しているのだ。
幸せになってね。

もう一人は、今は近くにいる。
大学を卒業してからは、彼女と定期的に会って話ができなくなることが想像できなくて、文通してた。
手紙を書くと彼女に話している気がして落ち着いて、自分の気持ちが整理できてた。
今は近くにいて、月に一度の頻度で会っている。
どちらが何も言わなくても、絶対に会っている。
人生で一番楽しかった大学時代を一緒に過ごして、大学時代のすべてを共有してきたから、彼女自身が私の青春って感じなくらい。
関係がおかしくなったときもあったけど、全部を乗り越えて、今や本当に大切な大切な友人。
彼女も最近幸せになって、最近はお互い大人になってクールになったけど、大学時代の熱い感覚のままの恋愛をしていて、正直うらやましい。
相手は近くにはいないけど、今本当に幸せなの、って言っている彼女はとても素敵。
実はとっても頼りにしているのだ。
幸せになってね。
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時間があったので、大切な友人のことを考えてみた。
私には、彼だけじゃない、ほかにも大切な人がたくさんいる。
そのことを忘れないようにしなきゃ。
家族も友人も同僚も、大切にしなきゃ。
彼だけを見てちゃだめ。
余裕のある大人になろう。