変わったのは

2011年2月20日 友達
親友だけじゃない。
私も、堅く、つまらない、大人になった。
分かってる。
あの子は、自由で、刺激的で、魅力的な女性だ。
私は、それを嫉妬しているだけなのかもしれない。
私は、つまらない大人になった。

あのころ双子みたいだった私たちは、
今完全に違う道を歩んでいる。

眠れない夜

2011年2月19日 友達
眠れない夜に、いつも思い出す人がいる。

昨年は、友達を二人亡くした。
祖父母を亡くしたことはあったけど、同年代の友達を亡くしたのは、私の人生で初めての経験だ。

一人は壮絶な闘病の末だった。
一人は自ら選んだ死だった。

いつも考える。
生きたかったのに死んだ人と、生きたくなくて死んだ人。
どちらも、何を思って最期のときを迎えたのだろう。
死の瞬間は、苦しかったのだろうか。



死を選ぶほど苦しいことが、あの子に起きたのだろうか。
そして私は、遠く離れていたとはいえ、それに全く気づかなかった。

生きたくて生きたくて、必死の思いで病気と闘っていたあの人が力尽きるとき、
何を思っていたのだろうか。
そして私は、何の助けにもなれなかった。

努力家で、真摯に前向きに仕事に取り組んでいた。
泣き言なんて、言わなかった。
はにかんだ笑顔がかわいかった。
こつこつと、努力することを惜しまなかった。
本当に尊敬していたし、こういう社会人になりたいと思っていた。
棺の中のあの人はとても小さくて、
きれいに化粧された顔は、自然派ないつもの顔と違っていて、
違う人なんじゃないかと思えるくらいで。
なんだか、本当にもういないのか、信じられない。

マイペースで人に流されない人だった。
なかなか自分のことは話さなかったけど、私の話はいつもちゃんと聞いてくれた。
私が体調が悪いときは、いつも差し入れをしてくれた。
出張のとき、隣の席で、たくさん話をした。
あのつらい集団生活の中で、初めて仲良くしてくれた大切な友人だった。
亡くなったことを聞いた日、動揺して何もできなかった。
あんなにたくさんの時間を一緒に過ごしたのに、お葬式にも行けなかった。
お墓参りに行こうと思えば行けるのに、まだ行けない。
自ら死を選んだこと、まだ受け止められない。


死んだらどうなるんだろう。
でも、前より死ぬのが怖くなくなった。
死んでも、二人がいる。
祖父母がいる。
死んでもきっと、一人じゃない。

夫ができ、家族になり、もしいつか子どもができたら、絶対に死にたくないって思うのだろうけど、
でも前より死ぬのが怖くない。
不思議だけど、こうやって人は年を取り、死んでいくのだろう。

かわいそう

2010年9月25日 友達
あまり好きになれない友人がいて、
その人と上司とで飲みに行く機会があったのだけど。
そこでいやな性格の私は、その上司が私を気に入っていることをその人に見せつけようとして、
つまりは私の方が仕事上だけでなく、女としてもあなたより上だよって言いたくて、
本当にいやな性格だと思うけど、
いつもより気合を入れて行った(それだけかよ)

そしたら私はいい女だとか美人だとか言われ、
彼女は酔いつぶれ、トイレから出てこなくなり、
悪い子じゃないんだけど、思い込みで動いているんだよなあ、なんて
職場の上司には死んでも言われたくないことを言われていて、
正直かわいそうだと思ってしまった。

確かに思い込みで突進しすぎて失敗ばかりしているプライベートではあるが、
それって社会人として、仕事人としては、最悪だよね。
そんなふうに上司に評価されてたら、仕事やってけないよね。

自分がいやな性格だということを自覚してしまうんだけど、
私は夫を愛していて、
上司も妻と子供を愛していて、
いい条件の男に結婚を迫っている彼女は、相手のことを愛していなくて、
それでも結婚もしていないのに、うちのだんなさんが、なんて言っている姿は、
正直かわいそうだった。

私は夫を愛している。
その幹がしっかり根付いているから、夫の仕事や私の仕事、住む場所やほんの少し腹が立つ部分も、
それは枝葉の部分として、一生一緒にいられると思う。
これから先は、これまでには経験したこともないくらいの多くの苦しいことがあると思うけど、
愛している、尊敬しているっていう幹がしっかり根付いているから、
私たちは大丈夫。
でも、夫の仕事や住む場所など枝葉の部分(だと思われる部分)を幹にして結婚したら?
つまり、この人と結婚したい、じゃなくて、
この条件に合うからこの人と結婚したい、って思っているのであれば?
いつかその条件に合わなくなったり、
自分の中の条件が変わってしまったりしたら、
そしたら結婚は終わるのかな。
それでいいなら、それでいいけど。

彼女は相手が自分の思うようにしてくれないところがあって、
そこを直してよ、って伝えたら、
直してほしいなら結婚は先延ばしにしよう
直さなくていいなら近々結婚しよう
と言われたらしい。
いい条件の男と結婚したい彼女は、それでもう何も言えなくて、
来月結婚するらしい。
泥沼。

なんだか、好きになれないとか、苦手だとかそういう感情よりも、
かわいそうだ、
幸せになれればいいけど(無理そう・・・)
なんて感情が私の中に膨らんできて。
本当にいやな性格だけど、
これはきっと優越感だよね。

でもさ、まだ確定じゃないプライベートなことを、
おおっぴらに上司にまで言いふらすのはやめたほうがいいと思う。
そうじゃなくなったときの痛手は計り知れないし、
相手の面子も丸つぶれ。
そういうこと考えてなくて、思い込みで動いているんだろうけど。

私は夫が細心の注意を払っているように、
少しも夫の不利にならないように、
細心の注意を払う。
私は夫の足を引っ張るような妻にはならない。

と考えてみる。

前回は本気でそう思ったから、そう書いたんだけど、
読み返してみると、傲慢だよね。

自分の考えに同意できない人とは関わらないっていうのは、
そんなの社会人としてあり得ない態度だし、
自分に本音を話してくれないからって、
自分を信用していないからって、
それで相手に腹を立てるのも間違っている。

何で私はそんなに彼女のことを気にしいていたのかなあ。

多分私は、彼女に心を開いていたから。
私は裏表なく接していたから。
なのに、彼女はどれほど時が経っても本当の顔は見せてくれない。
いつもいつも表の顔ばかり。
いつしかそれが本当の顔になるのかと思いきや、
どこかでそのからを破りたいと思っている彼女は、それが本当の顔ではないことをにおわせている。
というか、すぐわかる。

あー、気を遣っているな。
あー、今の本音じゃないな。(顔が引きつってる)

だめなんだよ。多分私はいつまで経っても信用されないし、
本音は話されない。
でも私は、二人で飲みに行ったりするのなら、本音を話したい。
気を遣う人と何度も二人で飲みに行くのなんて疲れるし時間の無駄。

だから、わかってしまった今、彼女との次はない。
仕事上の、単なる同僚。
その間隔が彼女にとっても一番良いのだろう。

多分彼女は私と本音が話せる仲になれるんじゃないかと期待をしていたのだと思うけど、
そうはなれなかった。
だったら、もういいよね。

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